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塩の豆知識

塩の性質と用途

<塩と工業>
 
作用、役割 使用例 説明
塩析作用 石けん、染料、合成ゴムなど  溶液に塩を加えると物質の溶解度が下がり、目的とする物質を分離することができます。
氷点降下 冷凍ブライン、道路の凍結防止(融氷雪)  飽和塩水は-21℃まで凍らない性質を利用しています。
硬度の違い 顔料製造の磨砕助剤  顔料半製品と塩を混合、磨砕、水洗することで細かい粒子の顔料ができます。塩を用いる理由は顔料より硬度が高く、水溶性であるためです。
溶解性 石油精製  灯油、軽油中の乳化した水が塩層(脱水槽)を通過する際に塩の粒子に付着して、その部分の塩を溶かして飽和塩水となって分離、脱水されます。
塩水の比重 種子の塩水選別  良質の種子(種もみ)を選ぶため、塩水(比重1.13程度)に種もみを入れて未熟種子を浮かせて除去します。
界面効果 イオン交換樹脂再生  硬水を軟水化するためイオン交換樹脂が用いられますが、樹脂の再生、すなわちCa、Mgなどの硬水成分をNaと置き換えるため塩水が用いられます。
動物の生体維持 家畜用配合飼料、固形塩  動物の生体維持に必要な塩分や栄養素を補給します。
医薬、試薬用 局方塩、試薬塩  局方塩は生理食塩水(0.85%)、リンゲル液等の医薬品原料のほか、寒剤、ビタミン等の栄養剤の製造過程における加水分解用、塩析用、カプセル研磨用に使用されます。また高純度塩は化学分析の試薬等にも使用されます。
化学作用 窯業、火薬、金属精錬、鋼圧延、染色など  石灰焼成(CaO結晶の成長促進)、瓦・陶管(塩釉)。火薬(消焔剤)、金属精錬(不純物除去)、鋼圧延(酸化被膜除去)、染色(糊、染色助剤)などで用いられています。
素材、原料 ソーダ、塩素工業  苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)や塩素は飽和塩水を電気分解して製造されます。ソーダ灰(炭酸ナトリウム)は飽和塩水にアンモニアガスと炭酸ガスを吹き込み製造されます。

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